武術

武術探究の旅~太極図~

気学

ここでは「気」にまつわる基本となる考え方をご紹介します。
私の武術としての見解は、イメージとして「気」を使うことで、
力の出し方に良い影響を与えることができると考えています。

基本理念

 十二
一道二気三才四象五行六合
六曜
七星
七曜
八卦九宮
九曜
 十干十二支

「陰」「陽」について

「陰」も「陽」も本来はエネルギーの動きを意味する。

「陰」

地の気、遠心力、上昇性、静、不動、拡散的(伸・開)、高い、柔らかい、水分が多い、軽い、カリウムが多い、速い成長、短時間、蛋白質・脂肪、秋、冬(冷)、右側、府、四つんばいになって太陽の当たらない側、拳から掌への動き、
*陰性の本質は成長する力なので過ぎれば崩壊してしまう。
 (陽性でコントロールする。)

「陽」

天の気、求心力、下降性、動、不停、収縮的(縮・閉)、低い、硬い、水分が少ない、重い、ナトリウムが多い、ゆっくり成長、長時間、炭水化物、春・夏(温)、左側、臓、四つんばいになって太陽の当たる側、掌から拳への動き、

人体のN極S極(ご参考までに。)

頭部と右手の方(右手の親指、中指、小指)がN極。
足と左手の方(左手の親指、中指、小指)がS極。
*北枕が体に良いのは地球の北がS極で南がN極だからです。

食物の酸性とアルカリ性と血液(ご参考までに。)


アルカリ性中庸酸性
薄い
葉菜類
果物類
白砂糖
化学物質


穀類
濃い
根菜類
海藻類
肉類
魚類
←  血

*酸・陽→大病、酸・陰→難病
*悪い陰性は肺から上の病気、悪い陽性は腎臓・膀胱及び足の故障の原因に成り易い。
*穀物を忠臣に根菜をその二倍食べ、海草は普通に、
 果物と肉類は少量にし、白砂糖と化学物質は摂らないように心掛ける。

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「体質と虚実(症状)について」(ご参考までに。)


陰性体質陽性体質
血液少し薄い・流れが悪い・貧血気味少し濃い・流れが良い・多血気味
ホルモン甲状腺機能低下型甲状腺機能亢進型
血圧正常から少し低血圧気味正常から少し高血圧気味
体力なし・疲れ症・入浴後疲れるあり・疲れ知らず・入浴後スッキリする
精神消極的・後ろ向き積極的・前向き
虚証
・不足
正気不足。発熱時悪寒あり。のどがあまり渇かない。暑い物を好む。
調子の悪いとき身体に触れられるのを好む。食欲が無い。
麻痺、痺れ、手足の冷えを感じる。*「補法」
実証
・有余
邪気過剰。発熱時熱感あり。のどが渇く。冷たい物を好む。
調子の悪いとき身体に触れられるのを嫌う。食欲がある。
痛み、硬直、手足のほてりを感じる。コリ又はシコリがある。*「瀉法」

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「先天(潜在能力)勁」

人体がもとから持っている潜在能力を利用して、
生理的構造の功学原理を仮り、
エネルギーが背中の組織に浸透する強靭な伸縮作用で、
外に向かって発する体全体の震弾発放力であり、
背中の作用を借りて人体の潜在能力を直接、
体全体が発揮して形成する勁力。

エネルギーの源は足の裏にあり、
人体の潜在能力に依存し、
次々に途絶えること無く開発増長をさせることができる。

主に足の裏から産み出されるエネルギーは、
両膝の張力を経て上昇し尾閭を通り、
背中の脊椎に連絡し一つ一つの関節を伝わって上に導かれて背中にいたり、
肩、肘、手首を通って意念の主導と貫通を加え、
力を指先まで到達させ一気呵成に発勁する。

人体の各部位は、
いずれも先天的潜在能力を鍛錬する重要な関門で、
一つでも完全でなければ、
全体の勁の連結を中断してしまうが、
一箇所も留意しなければ足の裏のエネルギーを、
全行程で阻害すること無く発揮できる。

*滞る点の形成は主に、
 その部位の運動原理を理解していないこおにある。

「整勁」

「整うことで発する力」で、
正確な架式はそれだけで力(勁力)があり、
筋肉の収縮を伴うものではない。

「六合」の「外三合」である、
手と足、肘と膝、肩と股を合わせ、
一致させることで力(勁力)を出す。

太極拳などは六合を保ったまま動くので、
常に発勁し続けているので、
ことさら強く打ち出すことは必要が無い。

人体各部位はいずれも、
先天潜在能力を鍛錬する重要な関門であり、
一つでも完全で

「架講」

人体の架講(骨組み)が重要でこれは整勁を助ける事になる。

筋肉を故意に用いず身体を固めアソビを無くすことで、
相手からの作用、反作用を使えるようになる。

足裏全体から力を発し、
立っているとき(発勁時も)両足踵は常に浮かせておく。

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「後天勁」

筋肉の鍛錬によって、
丹田の気を培養し充満させた後、
さらに肢体の動作を運用して、
筋肉あるいは丹田に対する圧縮を行い、
反対方向への爆発力を生み出す。

エネルギーの源は丹田あるいは筋肉にあり、
後天的な鍛錬に限られ、
その勁力の開発には限度がある。

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五行配当図















































西


退









「相生」・・・木生火、火生土、土生金、金生水、水生木。
「相剋」・・・水剋火、火剋金、金剋木、木剋土、土剋水。

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五行之気概論

私が以前に参考にさせていただいた「蘇氏八極拳」の五行運用図です。

八極螳螂武藝總舘日本分舘のWEBサイトは ⇒こちら

属性歩法
人差し指碾歩衝推肋骨を開く
中指磋歩通天砲胸骨を開く
親指磨盤歩横拳横隔膜を使う
薬指跥(だ)歩虎撲肩甲骨を返す
小指殿歩崩推尾骶骨を収める

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太極生両義四象八卦図

          陽儀

          太陽太陽

     「一」乾(ケン)・・・乾三連 乾

     「二」兌(ダ)・・・兌上缺 兌

          少陰少陰

     「三」離(リ)・・・離中虚 離

     「四」震(シン)・・・震仰盂 震

          陰儀

          少陽少陽

     「五」巽(ソン)・・・巽下断巽

     「六」坎(カン)・・・坎中満坎

          太陰太陰

     「七」艮(ゴン)・・・艮覆碗艮

     「八」坤(コン)・・・坤六断坤

坎(掤・ホウ)
図形は上下が陰爻、真ん中は陽爻の坎、象徴するのは「水」、方向は「北」。
この図形のことを習慣的には「坎中満」と言う。人体では「会陰」にあたる。
離(捋・り)
図形は上下は陽爻、真ん中は陰爻の離、象徴するのは「火」、方向は「南」。
この図形のことを習慣的には「離中虚」と言う。人体では「祖竅」にあたる。
震(擠・セイ)
図形は上と真ん中は陰爻、下は陽爻の震、象徴するのは「雷」、方向は「東」。
この図形のことを習慣的には「震仰盂」と言う。人体では「夾脊」にあたる。
兌(按・アン)
図形は上が陰爻、真ん中と下は陽爻の兌、象徴するのは「沢」、方向は「西」。
この図形のことを習慣的には「兌上缺」と言う。人体では「膻中」にあたる。
乾(採・サイ)
図形は上、中、下ともに陽爻の乾、象徴するのは「天」、方向は「北西」。
この図形のことを習慣的には「乾三連」と言う。人体では「肺兪」にあたる。
坤(列・レツ)
図形は上、中、下ともに陰爻の坤、象徴するのは「地」、方向は「南西」。
この図形のことを習慣的には「坤六断」と言う。人体では「丹田」にあたる。
艮(肘・チュウ)
図形は上が陽爻、真ん中と下は陰爻の艮、象徴するのは「山」、方向は「北東」。
この図形のことを習慣的には「艮覆碗」と言う。人体では「肩井」にあたる。
巽(靠・コウ)
図形は上と真ん中は陽爻、下は陰爻の巽、象徴するのは「風」、方向は「南東」。
この図形のことを習慣的には「巽下断」と言う。人体では「玉枕」にあたる。

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正経十二経脈循環図


三陰臓経三陽腑経
太陰①手の太陰肺経②手の陽明大腸経陽明
太陰④足の太陰脾経③足の陽明胃経陽明
少陰⑤手の少陰心経⑥手の太陽小腸経太陽
少陰⑧足の少陰腎経⑦足の太陽膀胱経⑦太陽
厥陰⑨手の厥陰心包経⑩手の小陽三焦経小陽
厥陰⑫足の厥陰肝経⑪足の小陽胆経小陽

*①~⑫へ、⑫からは①へ戻る。

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六陰六陽


六陽六陰
子・pm11~am1・胆嚢午・am11~pm1・心臓
丑・am1~am3・肝臓未・pm1~pm3・小腸
寅・am3~am5・肺申・pm3~pm5・膀胱
卯・am5~am7・大腸酉・pm5~pm7・腎臓
辰・am7~am9・胃戌・pm7~pm9・心包
巳・am9~am11・脾臓亥・pm9~pm11・三焦

*進陽am12~pm12、進陰pm12~am12

*東ー酉、西ー卯、南ー子、北ー午

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7つのチャクラ


1土星生殖腺会陰/長強尾てい骨
2木星副腎腺気海臍の下
3火星脾腺中脘
4太陽胸腺膻中心臓
5金星甲状腺天突
6水星粘液腺/下垂体印堂眉間
7松果腺/松果体百会頭頂部

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参考文献(書籍)
「チャクラ健康法の驚異」
「太極拳論の要諦」
「馬氏気功点穴療法」
「AKのテクニック(応用編)」
「季刊 武術」
「八極発勁開発法」

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