武術探究ブログ/2010-11-03
過程
今までのちょっとしたまとめです。
「力」に関しては、
始めは自らが発する方向でやっていましたが、
次の段階では、
力を抜いて「鞭」のように使っていました。
現段階では相手の力を吸収しながら、
自らも力を発することができるような、
「身体操作法」に切り替えています。
「要領」は、
始めは筋肉を収縮させて固める動作から、
力を発していたのに対して、
後に「脱力」に至り、
現段階では、
「脱力」と言うだけでなく、
力を抜いて力(勁)を出すようにしています。
「力を抜く」と言っても、
完全に力を抜く(脱力?)のではなく、
相手の力を上手く身体内部に誘導する形で、
抜くようにして、
「歩」又は「移動」によって、
臨界点に達した所で力(勁)を発します。
また、
「臨界点に達する」までの時間は、
物凄く一瞬のことで、
自らが力を込めて突いたり蹴ったりするよりも、
遥かに早く力を発することが出来ます。
そして、
力を抜く際は、
変に力を抜いてしまうと、
一部分の筋等に、
過度の負担がかかってしまい、
身体を壊してしまうことになるので、
練習では注意が必要です。
「受け」に関していえば、
始めは筋肉を固めて受けるようにしていたのを、
次の段階では、
「力」に逆らわないように、
往なしたり外らしたりします。
現段階では、
相手が力を出した分だけ、
身体内部に吸収するように行うので、
この時点でかなり、
攻防が一致するように成ってきました。
この段階になると、
ある程度の相手は弾くようになるのですが、
「功」の優れた方が相手だと、
自分の力で自らが弾き飛ぶ形になります。
私は、
7年前の全盛期時に、
T師範に技を掛けようとしたところ、
自らが弾き飛びそうになった経験があります。
(T師範は微動だにしていません。)
大分、
その頃に近い状態に戻ってきてはいますが、
まだちょっとスムーズではない気がするので、
大会までにはベストな状況にします。
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